驚くほど多いお米の品種数〜但し、上位20品種で80%〜
農林水産省に登録されているお米の品種は約1,000種あります。そのうち、実際に作付けされている品種は300種程度といわれ、さらに市場流通されている品種は、農産物検査制度で「品種銘柄」検査ができる150種と開発した道府県だけが作付と検査をするため数量面から「品種銘柄」には入らない品種(右図参照)が中心です。
その種類の多さに驚きますが、実際には全国の品種作付け比率では、上位20品種で全体の80%を占めるほど、品種の均一化が進んでいます。
お米の品種改良は、江戸時代後期からより盛んになったようです。米の増産を目指して新田開発や農機具等の進化とともに主に「多収米(多く収穫できる米)」や「冷害や病気に強い(不作を防ぐ)」品種が期待されました。明治時代には、東日本で「亀の尾」、西日本では「旭」という今の品種のルーツが登場。昭和30年代になるとコシヒカリ、ササニシキの両横綱時代が到来し、ここから米は「多く収穫すること」から「品質と美味しさ優先」に方針が変ってゆきます。
昨今では、各道府県や研究所で特長のある良食味米が続々と開発され、新品種として登場、各産地ともに栽培や品質条件を厳しくしてブランド価値を守っています。
